会社の備品のボールペンの書き味がとにかく悪く、仕事の生産性に悪影響があるなぁなどと大げさに考えた挙句、しばしの試行錯誤を経てようやくこいつにたどり着いた。決め手や類似品との比較は以下のような感じ。
単色vs多色
- メモに好んで使うのは青なので、青単色のボールペンがあれば足りるといえば足りる。また、多色ボールペンはどうしてもペンに若干の角度がついてしまい、書いていてぐらぐら感が出る。
- 他方、赤(書類にアンダーラインを入れたり、コメントを入れたりに使う)や黒(ちゃんとした文書の記載はやはり黒)などもそれなりに出番がある。
- そういったメリデメを考慮した結果、多少のぐらぐら感は我慢することにして3 in 1のボールペンを選んだ。
- なお、シャープペンシルは滅多に使わないので、シャープペンシル入りのものは選考漏れ(社会人になってしばらくして、「学生ならともかく、大人になったら、消しゴムで消す時間が無駄かも?と思って以来シャープペンシルの必要がなくなった)
太さ
- 細かい字を書くにはやはり0.3mmや0.5mmが便利。
- 他方、日常のメモ取り等では、ある程度太い0.7mmくらいでサッサッと書く方が書きやすい。
- この辺は多分に感覚論だが、自分はしばらくの間0.5mmと0.7mmを併用した末に0.7mmにした。
その他ジェットストリームのメリデメ
- 国産品なので、国内勤務の間は流動性に困らない(=替芯や、同じモデルの買い替えに困ることがない)。
- 3色/0.7mmモデルでは数色のボディカラーがあったが、LAMYっぽい色合いのイエローを愛用している。
- とにかく書き味が素晴らしい。水性のような滑らかな書き味であるにもかかわらず油性らしくあっという間に乾くので、乾く前に手で引きずってしまい手やノートが汚れるということは皆無。
対抗馬
- フリクション:
- 書き心地は嫌いではないがジェットストリームには及ばない。
- あと、何より、自分は「消せる」という性質に対して全く嬉しさを感じないので、消せることが売りであるフリクションを選ぶのは、トラックポイントを使う気がないのにThinkpadを選ぶのと同様の感覚があり、選から漏れた。
- Bic:
- 正直、一番悩んだのはこいつ。あのシンプルなボールペンは、国を選ばないユニバーサルなデザインで、飽きのこないシンプルさがある。
- しかも安い。今ネットで調べたら、単色で一本80円だって(!)
- あくまで自分個人にとってのネックだったのは、ジェットストリームとの比較感での書き味。全体通じてだが、ジェットストリームの書き味の素晴らしさの前では、多少のデザインも引っ込んでしまう。
- LAMY:
- デザイン性は大好き。あのカラーリングからクリップまで大好き。ジェットストリームも色々木目超のモデル等出してはいるがいずれも悪い意味で日本的な感じで未だに愛着は持てていない。人に見せびらかす観点ではLAMYが一押し。
- しかし、外のハードについては、ラバーグリップがなくプラスチック一本勝負ゆえ、脂手(?)な自分は使っていてしっくりこない。
- あと、中のペンのクオリティがイマイチ。会社備品ペンの書き味の悪さが出発点なので、ペンの書き味の悪さには妥協できない。
- ちょっと高い。なんだかんだいっても所詮はボールペン、一本に数千円というのはキビシイ。
- モンブラン:
- いや、正直、「いつかはクラウン」的な憧れはないわけではないし、いつかは一本くらい欲しいとは思っている
- しかし、日常使いの観点ではペーペーの自分には明らかにToo muchだし、紛失リスクを考えると夜もおちおち眠れなくなってしまう
- あとは、ラバーグリップがないのは脂手の自分には(以下略)
こいつに出会うまではクルトガが世界最高の筆記具だと思っていたが、上には上がいるものだなぁと思ってジェットストリームを愛用している。