2014-09-19

クイックアクセスツールバーのおすすめ

最近改めてExcelの作業環境改善を図っていて、色々なところのチューンアップを行っている。クイックアクセスツールバー、リボン、右クリックメニュー、VBAあたり。

その中でも改めて痛感するのは、クイックアクセスツールバーの使い勝手の良さ。
・マクロ/VBAと違って、Undoできる
・ショートカットはAlt+数字と簡単(ただし最初の9個だけで、10個目以降は数字2ケタになるが・・・)

であるにもかかわらず、あまり使いこなせていなかったのだが、この機会にクイックアクセスツールバーのメンテナンスを行ってみた。

クイックアクセスツールバー以外でもできることは削除

初期状態ではクイックアクセスツールバーには色々と「わざわざここになくてもいい」というボタンがついている。よく使う機能を上位1ケタに持ってくるためには、別の手段でできる機能をクイックアクセスツールバーから削除しておくことが得策だと思われる。


  • シート新規作成 → Ctrl+Nの方が速い
  • 上書き保存 → Ctrl+Sの方が速い
  • 名前を付けて保存 → F12の方が速い
  • 印刷 → Ctrl+Pの方が速い

クイックアクセスツールバーと相性の良い操作

クイックアクセスツールバーと相性が良いのは以下のような操作。
  • ショートカットがない、あるいはややこしい
  • 利用頻度が多い
  • ショートカット(キーボード操作)でも使うし、マウス操作でも使う操作
そういった観点から、クイックアクセスツールバーに入れることがおすすめされる操作は以下のようなもの。
  • 印刷プレビュー
  • ページ設定
  • クイック印刷
    ※ただし、間違って押してしまって印刷が始まってしまうのも嫌なので、リストの最後尾に置くことで、ショートカット操作ミスで間違って印刷されてしまうことは防ぎたい
  • Undo/Redo
    ※ただしこれはキーボードよりもマウス操作する方が多いので、リストの中でも後ろに回すことで、上位1ケタには他の操作をあてがいたい
  • マクロ実行
    ※マクロ記録は、めったにしないので必要度は低いかも?
  • VBA起動
    ※Alt+F11でも起動するが、押し間違えるとF11(グラフ作成)になってしまい厄介。
  • 列/行の挿入
    ※列/行の削除は往々にしてファイルを壊してしまうので、あえてショートカットを作らない
  • シート名の変更
    ※Alt→O→H→Rでもできるので、頭に入っている人はクイックアクセスツールバーへの設定は不要と思う
  • 参照先/参照元への矢印表示、矢印の削除
    ※Alt→M→P/D(削除はAlt→M→A→A)でもできるので、頭に入っている人はクイックアクセスツールバーへの設定は不要と思う
  • 形式を選択して貼り付け(値だけ貼り付け、書式だけ貼り付け、罫線以外全部貼り付け等)
    ※これもAlt→E→S→●でできるが、いちいち貼り付けるたびにキーボードを3,4回もタタンと打つのはややToo muchな気がすることから、ショートカットを割り当てたい印象

Further Reading:

外資系エクセル本・・・この水準のスキルが求められる人に有益な知識が豊富。