2016-12-17

意思決定のフレームワーク (1) ・・・リスク

意思決定について、以下数回に分けて、意思決定に関し、以下のような論点について考察してみたい。

  • リスクと不確実性って何が違うの?
  • リスクへの対処方法にセオリーはあるのか?不確実性については?
  • 実際の意思決定ってそこまで理詰めではないと思うが、理屈を超えた世界はどう説明するのか?


なお、参考書籍は以下の通り。

(1)ギルボア「意思決定理論入門(Link)
(2)ギルボア「不確実性下の意思決定理論(Link)
(3)カーネマン「ファスト&スロー(Link)


本稿は3部構成で、本ポストはパート1.
本稿のパート2 → リンク
本稿のパート3→リンク



2016-12-10

課題発見力と課題設定力は別物( 視点のピボット)

まもなく退任するオバマなんかを見ててよく感じるのは、視点をずらして、少し違う観点からものごとを捉えなおすことが非常に上手だなぁということ。

難しい問題を

・より広い視座から捉えなおすことで、対立構造を緩和する

・少し視座をずらすことで、理解を容易にする

等。

リーダーに求められるスキルは、よく課題発見力・課題設定力・課題解決力という感じに分類されることが多いが、オバマは課題の発見・設定には天才的に優れていたように感じる(解決力はよくわからないが)。

ここまで「視点をずらす」ということについて書いてきたが、それでは「視点をずらす」とはどのような意味だろうか。

本稿では、ピボット力あるいはリフレーミング力について考察してみたい。

2016-12-03

建設的な対話のために:『話す技術、聞く技術』

最近手に取った「話す技術 聞く技術」という本(→リンク)。

交渉に関する古典である「Getting to Yes」(邦題が「ハーバード流交渉術」(→リンク)とダサいのがイマイチ)の続編。

Getting to Yesが「どうやって実りある交渉をするか」という平時の交渉を扱った本であるのに対し、本書は「会話がうまくいかないとき、どのように立て直すか」という有事の対応を扱った書籍。

得てして、交渉時には、心情的な対立が生じて「そもそも交渉にならない」という対立的状況に陥りがち。

それゆえ、平時のノウハウであるGetting to Yesだけでは足らず、対立時のノウハウである本書をセットで読むことが有用。

非常に面白かったので、その内容を自分なりに咀嚼してみたい。

2016-11-26

リーンスタートアップはいいことなのか?

よく行われる議論について、周回遅れの考察。リーンアプローチについて、その長所・短所・使い方等について少し検討してみたい。


2016-11-13

Focus on your game / 他人にいらいらしないための小技

生きているとどうしても、人と意見が衝突してしまい、自分の意見が通らず苦い思いをしてしまうことがある。そういうとき、気の持ちようによってはイライラが募り、友人とケンカしてしまったり、会社を辞めたくなってしまったりする。

自分も昔はしょっちゅうイライラしていたが、留学先の教授から学んだ「Focus on your game」という発想に触れてから、イライラすることが減ったし、衝突を過度に恐れずにふるまえるようになった気がしている。

以下、Focus on your gameの概念について少し考察してみる。

2016-11-12

他人は変えられる?

前回の投稿で、「他人は変えられないので、自分のアクションにフォーカスするといいのでは」という趣旨のことを書いた。

他方で、影響力に関する本(→参考例リンク)やチームマネジメントに関する本(→参考例リンク)がたくさん氾濫していることからわかる通り、「人を変えるためにはどうすればいいか」というアプローチの分析もたくさん存在する。

これらを見ていると、「他人は変えられるのか、変えられないのか、どっちだよ!」と言いたくなる。その一見すると相反する状況をつなぐためには、

「人はうまくやればある程度変えることができる。ただ、難しいし、他人を変えるよりは自分が変わる方が楽なので、実務上、他人を変えられないと仮定して動いた方がよい結果が出やすい」

というバランスの取れた発想をもちつつ、「変えられない」という保守的な認識と「変えられる」という希望的認識を併せ持つことが重要かと思う。

そんな観点から、今回は「他人は変えられる」という発想を起点にいろいろ述べてみたい。

2016-11-05

他人は変えられない?

自分の会社の中でも、友人等の話を聞いていても、よくある愚痴ネタに以下のようなものがある:


・「部長はわかっていない。本来であればXXXすべきだ。これでは改善が見込めない」
・「常務は問題から逃げている。俺だったらYYYする。実に残念だ」


なんというか、非常に「あるある」な感じだと思う。自分だってしょっちゅうそういう感情を抱くことは否定できない。


ただ、そういうときに、自分が留学中にとあるアントレ系の授業で実務家出身の教授が言っていた言葉がブーメラン的に刺さるので、少しその辺について紹介・考察してみたい。