2013-01-04

ブリッジグラフ (ウォーターフォールグラフ)

こんなグラフ。前期-当期間での損益増減分析とか、汎用性が高い。
下図では、前期利益100→数量減による減益▲50→価格上昇による増益+20→当期利益70という状況を示している。今日はこのつくり方について。



■作り方2つ:

(1)折れ線グラフを2つ使うやり方

詳しくはPeltiertech参照。

  1. 始点を動く折れ線をひとつ、終点を動く折れ線をひとつ作る
  2. オプションでローソクを作る(リボン→レイアウト→ローソク)
  3. 折れ線の色を透明にする

(2)棒グラフを3つ使うやり方

詳しくはDatabison参照。

  1. 棒グラフを三つ作る。作り方は、、、ややこしいので上記リンク参照。
  2. 棒グラフの1つを透明にし、残り2つを同じ色にする
どちらでも良いのだが、(1)の方が作るのは簡単。ただ、後述する接続線グラフを追加したい場合、(2)で作成する必要が出てくる。



■ もう一息

・最初と最後の棒(上の例で言うと前期利益、当期利益)を別のグラフとして作る

上記(1)の作り方だと、
  ①折れ線1
  ②折れ線2
の二つのデータで構成される。これを

  ①折れ線1、ただし最初と最後のデータをN/Aとする
  ②折れ線2、同上
  ③棒グラフ:(前期利益, 0, 0, ..., 当期利益)

とすることで、前期利益と当期利益のグラフを別に分けることができ、すなわち色の設定を区別することができる。

増加と減少で2色までなら従来のローソクグラフで対応できるのだが、3色目はどうしても手で個別調整する必要が出てしまう。このように第三のグラフを追加することで、3色目の設定が簡単になる。


・接続線グラフの作成(上記(2)のみ可能)

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Further Reading:
Excel Hacks (→リンク)・・・このグラフを作るような人が当然知っておきたい知識が詰まっている良書で、ぜひ手元に一冊置いておきたい。