2012-08-12

一山超えて

自分がかかわっていたプロジェクト2つが両方ひと山越えた。最後はなかなかギリギリになってしまい、毎晩夜更かししてしまっていたので、まずは終わったその日は帰宅してすぐさまバタンキュー。

留学前も、留学中も、ワークライフバランスとか効率とかそういったものを大事にしていたつもりではあったが、なんというか、ここに来てその辺がすっかりグダグダになってしまった。家族とは朝に軽く挨拶するだけで、その後は仕事仕事仕事。というか家にもPC持ちこんでメールメールメール。おそらく、こういう「本当に忙しいとき」においてこそ、その人のワークライフバランス的哲学が試されるのではないかと思うのだが、そういう意味では全然自分は駄目だった。家族に甘えてダラダラと仕事してしまった。

それにしても、毎晩毎晩みっちりと仕事していると、どんどん視野が狭く深くなっていき、スペシャリスト的な発想に傾いていく。それに伴い、どんどん、大局観を見失っていく感覚があった。ひとつのプロジェクトでは自分は資金調達を担当したのだが、毎晩遅くまでドキュメンとかテレカンとかばかりやっているうちに、自分にとってはこのプロジェクトは投資ではなく資金調達のプロジェクトであるような矮小化された感覚になっていた気もする。なので、そういうことをみっちりやってスペシャリスト的発想に触れる前にMBAに行けていたというのは、割と良かったのではないかと感じている。

でもまあ、これで一段落したので、とりあえず向こう一週間くらいはその余韻に浸りつつ、本件で得た学びみたいなところを整理することができればと思っている。